予防歯科こそが歯科医の使命
当院では、特に予防歯科を強化しています。
痛くなってから治療しにくる歯科医院ではなく、痛くならないように通う歯科医院を目指し、患者様に定期メンテナンスに来院していただくよう助言・アドバイスしています。
当院では基本的に上と下を2回に分けて、30分~1時間かけてしっかりとメインテナンスします。1回でのお口全体のメインテンスなどは、取り残しが発生したり、雑になったりしやすいので、原則行っておりません。
お陰さまで、多くの当院の患者様は、歯の定期検診および歯のクリーニングに訪れて下さいます。結果、虫歯や歯周病率も低下し、高齢の患者様の残存歯も比較的多いと実感しております。
長崎大学の新庄先生の研究データでは、定期検診を受け続けた人は、ほとんど歯がなくならないという事が分かっています。定期検診を受けていただけるような患者アプローチこそが歯科医師の重要な使命なのです。
歯の定期検診
当院では、年に2回程度、歯の定期検診においでいただけるよう、助言・アドバイスしております。
歯の定期検診では、歯垢のチェック・歯周ポケットの測定・スケーリング(およびルートプレーニング)などを行います。
歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの溝の深さのことで、健康な人の歯の歯周ポケットは、通常2〜3mm以内です。この正常値を超えて、深い歯周ポケットを持つ歯は、何らかの病的な問題があり歯周病を疑う必要があります。
歯周ポケットの測定はとは、専門の器具(プローブ)を用いて行います。歯周ポケットの深さが進行していたり、出血が多かったりした場合には、適切な歯周病予防の指導・アドバイスを行います。
スケーリングは、スケーラーという専用器具を使い、歯周ポケットにある歯石を除去する処置です。歯石を削りキレイに取ることで、歯周病菌を減らします。また、ルートプレーニングとは、スケーリングでは取りきれないほど、深い所にある歯石を削除する処置です。より深い位置にある歯石なので、麻酔をして行います、処置自体の痛みはありません。